しかも嬉しいことに,本作はNHN Japanを通じて国内運営されることがすでに発表されている。
ここではEYEDENTITY GAMESの開発チームでプロダクションディレクターを務める,Woonhyung Kim氏へのインタビューをお届けしたい。なお,本稿の内容はあくまでも韓国版のDragon Nestについてのものであり,これからの開発の推移や,日本版へのローカライズによって変更される可能性があるので,この点はご了承いただきたい。
格闘ゲームライクなゲーム性はアクションRPGを変えるか?
本日はよろしくお願いします。
さっそくですが,Dragon Nestを公開されてみての感想はいかがですか?
Woonhyung Kim氏(以下Kim氏):
現在は開発作業がピークに差しかかっており,そのような中,並行して出展準備を行うのは大変でした。しかし来場客の反応は期待以上でしたので,大変嬉しく思っています。
4Gamer:
来場客の反応や,フィードバックにはどういったものが多かったですか?
Kim氏:
アクションRPGとしての基本的な要素,例えばキャラクターのモーションや操作のレスポンス,そして打撃感などについては,かなり満足してもらえたようです。私達としては,Dragon Nestはライトユーザーには,ちょっと操作が難しいかな? と懸念していたのですが,どうやら杞憂でしたね。
4Gamer:
Dragon Nestの開発期間や,現在の開発進行度はどれくらいなのでしょうか?
実際に開発を始めてから,約1年半が経過しています。今後はクローズドβ用のクライアントを準備する予定で,その時点で考えると開発進行度は約70%といったところですね。
4Gamer:
G★での出展バージョンをプレイしましたが,キャラクターの見た目がコミカルなのに,アクション要素がかなり重視されていたことに驚きました。
Kim氏:
アクション要素はかなり力を入れているので,そういってもらえると嬉しいですね。ああいったグラフィックスということもあり,第一印象では,ライトなゲームだと思われる来場者が多かったみたいですが。
4Gamer:
とくに,格闘ゲームにも通じるコンボ要素が印象的でした。あれはどういった経緯で導入されたのでしょうか?
Kim氏:
そこで「自分が目指したいアクションとは何だろう?」を突き詰めていった結果,格闘ゲームに行き着きました。あの面白さをアクションRPGに取り入れたらきっと楽しいはず,ということでこのようなシステムが誕生したわけです。
4Gamer:
なるほど。Dragon Nestは基本的にはアクションRPGなので,多くの格闘ゲームのような1対1のバトル形式ではありません。このゲームにおけるコンボ要素は,どの程度の比重を占めているのでしょう。
Kim氏:
かなりの部分を占めていますよ。クラスとモンスター間の相性や,ステージ内の環境などを利用しつつ,どのようにコンボをつなげていくかを考えるのがプレイの秘訣となるはずです。例えば,それこそ格闘ゲームのように,空中に浮かせてコンボを一方的に叩き込んだり,といったこともできます。
未発表クラス「クレリック」と「ソーサレス」のコンボは?
4Gamer:
G★の出展バージョンでは,男性のウォーリアと女性のアーチャーのキャラクターが選べました。また,プレスカンファレンスで上映されたムービーでは,男性の僧侶と女性の魔法使いらしきキャラクターも確認できました。最終的なクラス構成はどのようになっていますか?
Kim氏:
現在は,その4種類のキャラクターで決定しています。正式名称としてはウォーリアとアーチャーに加え,“クレリック”と“ソーサレス”となっています。
4Gamer:
クラスと性別は,完全に固定されているのですか?
Kim氏:
ええ,そうです。できれば男女別々にモデリングをしたかったのですが,Dragon Nestはキャラクター一人あたりのモーションが非常に緻密かつ動きも激しいため,ちょっと難しいと判断しました。
プレイできた2クラスの中では,アーチャーの行う射撃に迫力があり,まるでFPSでマシンガンを撃っているかのような印象を受けました。クレリックやソーサレスのクラスコンセプトにも,意外性のあるものは含まれていますか?
Kim氏:
アーチャーに関しては,結構インパクトがあったようですね(笑)。
クレリックは魔法による回復,ソーサレスは魔法による支援が得意なクラスで,アーチャーほどイメージは崩してないと思いますよ。
4Gamer:
その2クラスは,どちらかというと後衛系の役割になりそうですが,本作の特徴であるコンボ要素にどのように関わっていくのでしょうか?
Kim氏:
クレリックは,直接攻撃もそこそこ行えますが,ソーサレスのほうはあくまでも魔法がメインなので,コンボで直接(メレーの)ダメージを与えるといったことは,あまり得意ではありません。その代わり,モンスターを弱体化させたり,状態異常を伴うコン
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